あらゆる可能性を探るための思考法を身につけて、問題解決能力を高めよう 水平思考・ラテラルシンキングとは

ラテラルシンキングとは何か

ロジカルシンキングは、与えられた枠組みに沿って論理を展開する。ロジカルシンキングを極めたもの同士では、同じ結果が導かれる。

ラテラルシンキングは、与えられた枠組みそのものを、「壊す・はみ出す・変える・無視するetc」ことで、問題解決を図る。
例えば、渋滞の上り坂で前の車がずり下がってきたときの解決法は、
ロジカルシンキングでは、
①前の運転手に気づかせる(クラクションなど)
②時間を稼ぐために自分の車も後退する・後退することを後ろの車に伝える
となるが、
ラテラルシンキングでは、
「多少の傷を追ってもいいから被害を最小限に抑える」と問題を再定義し、
「前の運転手は現実的に考えて何か問題が起こったと考えられるので気づかない」
と決め付け(そしてこれは確証がなくともおそらくあたっている)、
①「すばやく前の車に接近し、前の車が加速するのを防ぐ」
という解決策をとる。

このようにそもそもの枠組みを疑ってかかり、
枠組みから水平方向に外れた位置から問題を解決する考え方をラテラルシンキングという。

あなたはビルゲイツの試験に受かるか

「新築した家の玄関に、3つの部屋それぞれに通じる照明用スイッチが3つ付いている。いずれの部屋の照明も玄関からは見えず、互いの部屋からも見えない。どの部屋でもいいが、最初ある部屋に1回行くだけでその部屋用のスイッチがどれなのかを、確信を持って当てるにはどうするか。」
→スイッチで変化するのは光だけなのか?光っているor光っていない以外で判断できないのか?

「マンホールの蓋はなぜ四角ではなく丸いのか。」
→すべてのことに理由がある。常日頃から考えているか?

「南へ1キロ、東へ1キロ、北へ1キロ進むと出発点に戻るような地点は、地球上に何ヵ所あるか。」
→本当にそれだけか?本当に本当にそれだけか?

「50個の白玉と50個の赤玉、それに2つの箱がある。この100個の玉をバラバラに2つの箱に入れるものとする。目をつぶって無作為に一方の箱を選び、さらにその中から無作為に1個の玉を取り出すとしたとき、白玉を引く可能性を最大にするには、最初どのように2つの箱に玉を入れておけばいいか。」
→勝手に思い込みを起こしていないか?

「ドアの鍵を開けるには、鍵はどちらに回るのがいいか。」
→どこに主観を置くのか?さまざまな状況を考えられるか?出題者を納得させられるか?

「トムとジムは2人で21ドル持っている。トムはジムよりも20ドル多く持っている。それぞれいくら持っているか。ただし、答えに端数を出してはいけない。」
→問題そのものの枠組みを疑えるか?

「3リットル(リットル) 入りの容器が1個、5リットル入りの容器が1個ある。水はいくらでも使えるものとして、正確に4リットルの水の量を量るにはどうすればいいか。」
→それがすべてか?盲目的・早計になりすぎていないか?

フェルミ推定

フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。

例えば「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」「地球上に蟻は何匹いるか?」など、見当もつかないような量を推定する。

フェルミ推定で特に知られているものは、「アメリカのシカゴには何人(なんにん)のピアノの調律師がいるか?」を推定するものである。これはフェルミ自身がシカゴ大学の学生に対して出題したとされている[6]。

この問題に対して、例えば次のように概算することができる。

まず以下のデータを仮定する。

シカゴの人口は300万人とする
シカゴでは、1世帯あたりの人数が平均3人程度とする
10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする
ピアノ1台の調律は平均して1年に1回行うとする
調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする
週休二日とし、調律師は年間に約250日働くとする
そして、これらの仮定を元に次のように推論する。

シカゴの世帯数は、(300万/3)=100万世帯程度
シカゴでのピアノの総数は、(100万/10)=10万台程度
ピアノの調律は、年間に10万件程度行われる
それに対し、(1人の)ピアノの調律師は1年間に250×3=750台程度を調律する
よって調律師の人数は10万/750=130人程度と推定される

フェルミ推定では、前提や推論の方法の違いによって結論にかなりの誤差を生じることもある。フェルミ推定を模倣したケーススタディと呼ばれるテストが、80年代90年代のアメリカ企業の採用活動でよく行われていた。

フェルミ問題はまだ一部の物理学の授業で出されているそうですが、今日ではマイクロソフトやコンサルタント会社などの面接で多く使われているほうが有名です。ピアノ調律師の問題のように、フェルミ問題はそれをいくつかの要素に分解して、順次その中身を推定しながら最終結論にもっていくという方法を取るため、分解した中身の数や量について常識的な範囲での知識が求められることになります。また推定を繰り返していくため、結果的には1桁2桁程度の誤差が出てしまうのは否めません。

ラテラルシンキングの手法

枠組みを変える視点

「バードアイ(超大局)」
「アントアイ(超変局)」
「フィッシュアイ(流動・時代の流行・トレンド)」

枠組みを変える会議(シックスハット法)

「客観データ派」
「ポジティブシンキング派」
「ネガティブシンキング派」
「直感派」
「プロセス・ヒストリカル派」
「クリエイティブ派」
「まとめ」
のターンを作り、例えば「客観データ派」のターンには客観データに基づいた意見しか言わない。

枠組みを変える立場

①受容し育てる母(Nurturing Parent)
②支配・規律の父(Controlling Parent)
③データ分析・論理・機械的な私(Adult)
④迎合・協調の子(Adapted Child)
⑤天真爛漫・率直の子(Free Child)

枠組みを変える考え方

大きくする
小さくする
一部を取り除く
一部を加える
ひっくり返す
一部を何かで代用できないか検討する
それをほかの目的で役に立たせられないか検討する
など

問題に対するとらえ方を柔軟に変えていこうという話だね!でもぼくにはビルゲイツの試験には合格できなさそうだよ。。。

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→次は、⑦話し方入門

 

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